リョービ株式会社は、 国際的な非営利団体CDP※による2024年調査において、気候変動分野及び水セキュリティ分野でBスコアを獲得いたしました。当社のBスコア獲得は気候変動分野で2年連続、水セキュリティ分野では初めてとなります。
CDPは2000年に発足した英国の非政府組織(NGO)で、企業や自治体を対象に環境への取り組みを評価し、環境情報の開示を行っています。2024年には、世界の時価総額の3分の2に相当する23,000社以上の企業を含む 24,800社を超える企業が、CDPの質問書を通じて環境情報を開示しています。評価は、リーダーシップレベル(A、A-)、マネジメントレベル(B、B-)、認識レベル(C、C-)、情報開示レベル(D、D-)の8段階で付与されます。当社が獲得したBスコアは上から3番目の評価で、「自社の環境リスクやその影響を認識し行動している」ことを示しています。

リョービグループでは、CO2排出量については2030年までに2018年度比で47%以上削減、2050年までにカーボンニュートラルの達成という目標を設定し、環境性能の高い設備の導入や再生可能エネルギーの活用など、多面的な取り組みを進めています。また、水資源の保護については、水使用量の前年比1%削減という目標を設定しています。工業用水の循環利用や流量計の確認による漏水への早期処理対応など、使用量を適切に管理することで使用量の削減に取り組んでいます。詳しくはCSR「環境保全の取り組み」をご覧ください。
当社では現在、2025年を初年度とする3カ年の中期経営計画を実行しています。基本方針の一つに環境・社会課題を掲げ、ダイカスト技術による自動車の軽量化への貢献をはじめ、事業活動に伴う環境負荷の低減を推進し、カーボンニュートラルや循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。
※CDPは、2000年に「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project)」という名称で発足し、2013年からは略称のCDPを正式名称としています。